| 発表題目 |
Spatter generation mechanism during tungsten inert gas welding using argon-nitrogen mixed gas |
| 発表者名 |
○田中 慶吾、山口 拓人 |
| 発表会名 |
The 78th llW Annual Assembly and International Conference on Welding and Joining |
| 発表日 |
2025/6/23
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概要
カーボンニュートラル社会の実現に向け、日本では高圧水素ステーションや大型アンモニア貯蔵タンクなど次世代エネルギーインフラ構築が進められている。これらの構造物に使用される鋼材の特性を活かすために、アルゴンガスへ数%の窒素ガスを混合したシールドガスを用いたティグ溶接が溶接手法として推奨されている。しかしながら、窒素ガス混合によって溶接時にスパッタが生じることがあり、生産能率低下を招いている。本研究では、高速度観察を通してスパッタ発生過程を捉えることに成功し、溶融池内部へ溶解して過飽和となった窒素がガス化することに起因してスパッタが発生することを明らかにした。